「Twitter」も「Flickr」も「YouTube」も「iTunes」も、すべてを使うオバマ大統領の新戦略
アメリカ政府は、2009年5月1日のWhite Houseの公式ブログで、「WhiteHouse 2.0」という新しい戦略について発表した。「Twitter」「Facebook」「MySpace」にページを新設し、情報発信を開始したのだ。更に、「Flickr」「Vimeo」「YouTube」「iTunes」のアカウントも取得しており、写真や動画、音声コンテンツはこれらを使って公開している。(ページはそれぞれ以下の通り)
* Twitter.com/WhiteHouse
* Facebook.com/WhiteHouse
* MySpace.com/WhiteHouse
* Flickr.com/WhiteHouse
* Vimeo.com/WhiteHouse
* YouTube.com/WhiteHouse
* iTunes (videos & podcasts)
どのアカウントページも、私たちが個人で利用しているものと機能的には同じだが、デザインは可能な限りホワイトハウスの公式サイトを踏襲したオリジナルデザインになっており、White Houseのアカウントであることが一目で分かるようになっている。
「Twitter」では公式ブログをtwitterfeedで参照しており、「Facebook」と「MySpace」は公式ブログとほぼ同じ内容になっている。内容は同じだが、フォローやコメントが付けられるのが、公式ブログとの最大の違いだろう。今回の「WhiteHouse 2.0」は、豚インフルエンザや経済危機に関する最新情報を、ダイレクトかつスピーディーに国民に届けるのが目的だと言っている。しかし、その後で書いている"我々のファンや友人やフォロワーの声を直接聞きたい"という目的の方が大きいのではないかと思う。
政治や権威ある組織・団体が「開かれた○○○を目指す」なんていう常套句があるが、開かれる側(いわゆる一般ピープル)にしてみれば、その言葉を使われた時点で、見えない壁の存在を意識せずにはいられない。でも、White HouseのTwitterのフォロワーの中に、facebookのファンの中に、My Spaceのフレンドの中に、自分のアイコンがあったとしたら、どんな気分になるだろう?想像するだけでも、White House=オバマ大統領と自分の距離がグっと近づいたような気がする。例えば「Flickr」では、公式サイトやメディアでは取り上げられないような、"職務中のオフショット"が絶妙にチョイスされており、オバマがあたかも私たちの友人であるかのような親近感も覚える。
アメリカ政府は、オバマ大統領就任直後からブログや動画を有効に使い、コンテンツにCC(クリエイティブコモンズ)を導入し、革新的な取り組みをしてきた。「WhiteHouse 2.0」もその延長線上で、そういった新しい技術やサービスを積極的に取り入れること、国民と直接コミュニケーションを取ろうとする姿勢がよく現れているように思う。よりよい政治にはまず国民の声を聞くこと。オバマはITの力を使って、国民の声を丁寧に聞こうとしている。
●ホワイトハウス公式サイト
http://www.whitehouse.gov/
●Photo by The Official White House Photostream's photostream
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